涙道・涙の疾患|三ッ沢・片倉町の眼科、白内障、緑内障、小児眼科|坂の上のヤギ眼科

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涙道・涙の疾患

涙道・涙の疾患|三ッ沢・片倉町の眼科、白内障、緑内障、小児眼科|坂の上のヤギ眼科

ドライアイ

ドライアイ

ドライアイとは、涙の量や質が低下することにより、眼球の表面を潤す力が低下した状態です。そのため眼の表面に傷がつきやすく、また眼に入ってきた細菌や花粉などの異物を涙ですぐに洗い流すことができなくなり、感染症やアレルギーなどの炎症が起こりやすくなります。
パソコンやスマートフォンなどの普及により、ドライアイの方は増えています。眼が乾く、眼が充血する、眼が疲れやすい、眼の不快感といった症状が出ます。また眼の表面に傷がつくことで、逆に涙が出る、といった流涙症の原因にもなります。
治療は主に点眼ですが、治療効果によっては、涙が眼の表面に保たれるように、涙の排出経路の入り口である目頭にある涙点(るいてん)を涙点プラグで塞ぐ治療を検討します。

涙道閉塞

涙は眼の耳側上方にある涙腺から分泌され、眼の表面を潤した後、涙点、涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って鼻腔から抜けていきます。この涙の排出経路を涙道といいますが、この涙道のどこかが閉塞すると、涙がうまく排出されず、外にあふれてしまいます(流涙症)。
涙道閉塞の原因としては加齢が多く、男女差では女性に多いですが、他にも抗がん剤の使用歴、プールの使用歴、眼や副鼻腔の炎症の既往なども原因となります。閉塞期間が長いと涙をためておく涙嚢に菌が繁殖し、涙嚢内に膿性の分泌物がたまる涙嚢炎となり、急激に涙嚢が腫れる急性涙嚢炎にいたることがあります。
涙道閉塞の治療は点眼やお薬ではなく、手術が基本となります。涙道内視鏡を用いた涙管チューブ挿入術、閉塞の程度が強固である場合は涙嚢と鼻腔の間にある骨を削って太い涙の通り道を作る涙嚢鼻腔吻合術を選択します。
当院では涙道内視鏡を用いた涙管チューブ挿入術を施行しております。

その他の流涙症

涙が出る原因にはドライアイや涙道閉塞以外に、通常外向きに生えている睫毛(まつ毛)が内側に向かって生えている「さかさまつげ(眼瞼内反症)」や結膜が通常状態よりも強く弛緩(たるむ)してしまう「結膜弛緩症」なども原因となります。